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ジュエリー撮影、料理撮影、商品撮影はリファインカラーへ

ジュエリー撮影テクニック 金属に映り込む色でジュエリーの印象がガラッと変わる

前回の記事ではアクセサリーを撮影する際の背景色の選び方について書きました。今回は被写体への映り込みについて書いてまいります。

 

■鏡面・光沢素材は周辺のものが映り込んでいる!

ジュエリーやアクセサリーの写真を見ていて、金属部分に映り込む黒い部分の割合に注目したことはあるでしょうか?
実はその黒色をどのぐらい表現するかでリングの印象、ひいては会社のブランディングイメージをも物語っているのをご存知ですか?

下記写真が例です。比較してみてみてください。

全く同じ指輪を同じ角度から撮っている写真ですが、違う点は手前側のシルバー素材に写り込んでいる色が白っぽいか、黒っぽいかだけです。
いかがでしょうか!?
シルバー素材に写り込んでいる色が違うだけで、かなり雰囲気やイメージが変わってくることが分かるかと思います。

 

■写真から伝わるイメージの違いをチェック

上記写真例をもとに、被写体に映り込む色が実際どういった印象の違いを生むのかを簡単にまとめてみました。
是非参考にしてみて下さい。

映り込みの色被写体の印象・イメージ
白の映り込み多め(写真A)明るいイメージ。清楚、優しさ、明るさ、純白さなど連想がされやすい
黒の映り込み多め(写真B)重厚感のあるイメージ。力強さ、重み、高級感などが連想されやすい

地金に映り込む色を何色にするか、どれくらいの割合で写り込ませるか、この2点に気を使うだけでこんなにも印象が変わるのです。
面白いですね!

 

■ジュエリー撮影を考えている方へ

これからジュエリー撮影を考えている方は海外を含めた大手ジュエリーメーカーの広告写真(雑誌やホームページ等)を、黒の映り込みの割合に意識を向けつつ見ていくと、また違った点からそれぞれの企業のブランド戦略が垣間見れるようで勉強になるかもしれません。

また、ジュエリー撮影の依頼を予定している方は、

  • 売りたいジュエリー・アクセサリーはどのようなお客様に向けられたものなのか
  • 商品はどんな思いで製作され、どのようなブランディング戦略をしていくのか

等の 商品戦略情報 を撮影を依頼される際に是非カメラマンへお伝え下さい。
情報を細かく頂くことにより、ブランディングイメージをよりしっかりと撮影に反映していくことができます!

ジュエリー撮影に関するご相談やご依頼はお気軽にお問合せ下さい。