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プロはジュエリー撮影でどんなレタッチ作業をしているのか?そのための撮影手順を大公開!

ジュエリー撮影に専門特化したプロカメラマンは、ジュエリーフォトでどんなレタッチ作業をしているのか?気になったことはありませんか!?
撮影を依頼頂くお客様から「アクセサリーやジュエリーの写真では、どのような画像処理が必要なのか?」、「レタッチは必要なのか?」というご質問を頂くことが多いので、ここでは順を追ってジュエリー撮影での画像処理が如何に大切なのかが分かるように1枚のジュエリーフォトが出来上がるまでの工程をご紹介したいと思います。

 

■ジュエリーの撮影から画像処理までの手順

宝石や地金の輝きを表現するためには細かなレタッチ工程は不可欠。巷でよく見かける美しいジュエリー写真のほとんどは一発撮りではなく、複数撮影した写真を用いて精巧なレタッチを重ねて作り上げています。
そのため、撮影もレタッチ工程をイメージしながら進めていきます。
それでは早速、ジュエリー(指輪)の写真を実例にしながら写真が仕上がってくるまでの工程を簡単に紹介していきます。

 

①撮影を開始


今回は黒背景で撮影を進めていきます。ベースとなる写真がこちらになります。
このままの状態ですと地金は綺麗に写っていますが、グリーンの宝石部分の色が沈んで見えるため宝石そのものがよく見えず、ゴージャスさにも欠けますよね。
ジュエリー写真にはレタッチ・合成作業が不可欠ですので、この写真をベースに画像処理用の写真を複数撮影しレタッチを進めていきます。

 

②メインの石をより美しく仕上げていく

物撮りにおいて最終的なイメージの絵は、実際には一枚では撮れないことは良くあります。その時に別撮影をして合成をすることでイメージに近づけていきます。
ジュエリーはメインの宝石が美しくないと始まりませんから、メインの石を最大限に美しく見せるようライティングしながら撮影を行い①に合成していきます。

どうでしょうか。これでメインの宝石部分がだいぶ明るくなり、輝きも増したかと思います。

 

③ダイヤモンドを輝かせる撮影を行う

②と同じ内容になります。今度は周りに散りばめられているダイヤモンドをより輝かせていきます。
ダイヤを光らせるようライティングした別の撮影画像を更に合成し、ダイヤ一粒一粒の明るさを調整しながら画像処理をしていきます。

メレダイヤもジュエリーを構成する重要なポイントです!
今回例に挙げている写真のジュエリーはイミテーションダイヤなので勿論輝きに限界はありますが、明るくしていくことでイメージが浮き上がってきました。

 

④「映り込み」を意識したレタッチ

ジュエリーの輝きが下の鏡面に映り込んでいるイメージが追加されました。
これも別に撮影した画像を合成しています。

ライティングをしている際に地面への反射が綺麗だったので、今回は普通の映り込みではなく地面をキラキラさせることで、ジュエリーが輝いているイメージを地面でも表現しています。
これによってより写真に立体感・ゴージャス感も出てきているかと思います。

 

⑤微調整を行い納品画像が完成


地面を輝かせたことで目線が下に行き過ぎてもいけないので、ジュエリーに目線が行くように部分的にハイライトを足したり、色を調整するなど全体を調節して完成です。
そして、最後の微調整レタッチは繊細且つ非常に重要な作業になります。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
ザックリと工程をご紹介いたしましたが、一枚のジュエリー写真を作る上で実は様々な工程があることをお判りいただけたかと思います。
例えば「レタッチ」というと普通はホコリ取りやちょっとしたシミやシワ取りくらいのものというイメージを抱いている方も多いかもしれませんが、ジュエリー撮影のレタッチは細かく特殊な作業が非常に多いのが特徴です。
通販やWEBサイトでジュエリーを購入する方が多くなっている昨今、写真の良し悪しによって商品の価値や信頼度も大きく左右される訳ですから、つまり商品画像の質はユーザーの購買意欲を左右する重要なポイントになってきます。
弊社ではジュエリー本来の価値を引き出すような撮影を心掛けており一つ一つ丁寧に撮影と画像処理を行っております。
ネット通販などで使用するジュエリー画像の準備をご検討されている方は是非お気軽にご相談下さい。