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ジュエリー撮影、料理撮影、商品撮影はリファインカラーへ

ガラスや鏡面素材の製品をより美しく撮影してイメージアップしよう

透明素材や鏡面素材の商品を自分自身で撮影したり格安の商品撮影サービスを使用し、思ったようなイメージにならなかった経験はありませんか!?
ガラス、プラスチック、アクリル製品、鏡やミラー仕上げをされた製品は、カメラマンでも鬼門と言えます。そう、実はとても撮影が難しい内容なのです。
今回はそんな素材が含まれる商品を美しく撮影する際のポイントについて紹介します。

 

そもそも人はどうやって透明度や鏡を認識しているのか

そもそも人はなぜ「透明」であることや「鏡」であることが分かるのでしょうか。
人間の視覚(動画でも同じです)では立体的に見ながら、透明な製品は背景と同化していれば透明と分かりますし、鏡面の製品はモデルや周辺の物体が写っていれば鏡と直ぐに理解できます。
しかし写真で見る場合は平面であるため、更に上記の点を踏まえ撮影で気をつけるべきポイントが出てきます。

 

透明な商品の撮影での見え方の違い

例えば透明の製品を撮影した写真を見ていきましょう。下記画像は同じ製品を2パターンで撮影し比較したものです。

Aの写真をみてみると、背景の白色に硝子のポットが同化してしまっていてハッキリと製品が浮き出て見えません。
透明素材であることを意識せずに簡単に撮影するとこのようになってしまいがちです。
逆にBの写真は背景にも同化せずクッキリと製品の輪郭が見えています。

また、画像Aの右下の特に縮小した画像をご覧下さい。これはカタログなどで写真が小さくなった場合の見え方を再現しています。
どうでしょうか。画像が小さくなると、さらに製品が背景に溶け込んでしまい製品の輪郭がほとんど分かりづらくなっています。
しかし、右の画像Bのように撮影することで製品の輪郭だけではなく、ガラスの硬度や質感までも表現することができ、写真が小さくなったとしてもガラス製品であることや商品の質感などが認識できます。

弊社ではこのように透明素材の商品撮影を行う際は画像Bのように質感を重視した撮影を行っています。

 

鏡(ミラー仕上げ)商品の撮影での見え方の違い

次は鏡面仕上げ(ミラー仕上げ)の製品を撮影した写真を見ていきましょう。

(画像C参照)

まず、写真で鏡だと認識させるためには、鏡面部分に何かを写り込ませることで鏡を表現します。ここで何を映し込むのかが重要になってきます。
もちろん鏡面にカメラマンや撮影機材などが映り込んでしまうことは論外です。
鏡面は被写体の向かい側のあらゆる物が映り込んでしまいやすいので、ここが撮影時の難しいポイントになってきます。
映り込みをあまり気にせず撮影後に画像処理(レタッチなどでの加工)を行い後から鏡のように仕上げる方法もありますが、実際に撮影するタイミングでしっかりと映り込みの調整した方がより自然に仕上げる事が出来ます。

 

透明素材・鏡面素材の商品撮影はお任せください

写真は視覚と異なる表現をして、透明や鏡を認識させる必要があることがお分かりいただけたでしょうか。
透明素材と鏡面素材は撮影しやすい角度があり、撮影セットやカメラレンズの変更の必要もあるので、撮影スケジュールに通常より余裕をもっておくのがオススメです。
弊社ではそれらの経験が豊富なので撮影するタイミングやおすすめの角度を事前に把握でき、滞りなく撮影を進めることができます。

弊社は宝石撮影も得意としていますが、例えばダイヤモンドが付いた指輪の撮影は鏡の上に透明な石が乗っている状態と言えます。
これを同時に、かつ美しく撮影する必要がありますから、より複雑な撮影技術を求められます。
硬度のあるガラスに見せるコツ、プラスチックにみせるコツ、シリコンに見せるコツ、それぞれ気を配るポイントがありますので、これらの製品撮影でお困りの方は一度ご相談下さい。
微力ながらご協力させて頂きます。