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ジュエリー撮影 プロはどんな撮影機材を使用している?最低必要な機材は?

撮影機材については私がお客様からよく聞かれる質問ナンバーワンかもしれません。例えば個人で製作されているジュエリー作家さんは、撮影まで自分でやりたい!という方がとても多い印象があります。
この一連のジュエリー記事もそのような方向けに書いていますので、今回はジュエリー撮影で最低限必要となる撮影機材を簡単に説明したいと思います。

 

■ジュエリー撮影で必要な撮影機材はこれ!

 

●デジタルカメラ(本体)

カメラのメーカーは問いません。「どんなタイプのカメラを選べばいいのか?」という質問をよく頂きますが、一眼レフ、コンパクトカメラ(コンデジ)、ミラーレス、どれも構いません。自分が一番使いやすいと感じるカメラを選びましょう。
ポイントは一つ!

POINT小さなものを撮影するので、コンパクトカメラを購入するときはマクロ撮影に向いている機種を選んで下さい。

 

●カメラレンズ


一眼レフ、ミラーレスカメラをお持ちの方は、マクロ撮影に対応したレンズが必要となります。
一度ビックカメラやヨドバシカメラなどの店頭で撮影したい小さな商品がが、どの程度の大きさで撮影できるか試してみて下さい。

ジュエリーを撮影するときのレンズ選びのポイントは、リングとカメラとの距離が最低でも40〜50cmくらいは離れても大きく撮影できるレンズが理想です。
リングに近づきすぎると以前の記事で申し上げたように、リングは鏡みたいなものですから自分(カメラ)が大きく写り込んでしまいます。

 

●ストロボ


ストロボはすぐに購入するのはやめましょう、お金の無駄です
弊社では宝石の撮影は4~6台のストロボを使用しています。ストロボは複数台必要であり、最低でも2台は必要となります。
それに加え、たとえ高価なストロボを複数購入してもライティング技術の習得で挫折する人が多いです。


まずは通常のインテリアとして購入できるスタンドライトなど、身近で安価な定常光で綺麗に撮影してみるところから始めましょう。

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●ディフューザー

セットを白く覆っている半透明のシートの総称です。
詳しくは「商品撮影のセットは何故白く覆うのか?」記事参照。

 

●画像処理ソフト

ジュエリー撮影は細かいレタッチが必ず必要になります。撮ったままのデータをそのまま使うことはまずありません。

弊社ではレタッチにAdobe Photoshopを使用しています。デザイン、写真業界の方はほぼ100%このソフトを使用しています。
プロカメラマンの場合、制作会社やデザイナーさんとデータをやり取りするため、編集データを揃える必要がありadobe製品を使用せざる負えないという実情もあります。

ただ、Adobeのソフトは毎月お金がかかってしまうので、これからガッツリ撮影をしていきたいという場合でない限りは別の画像処理ソフトでもほとんど問題ありません。
無料ソフトでクオリティの高いソフトはたくさんあるのでまずは使ってみるのも良いでしょう。

 

■ジュエリー撮影で機材の他に必要なアイテム

ジュエリーやアクセサリーは繊細で小さなものなので、撮影の際に必要になる道具があります。
最低限、 薄い手袋・ルーペ・トレイ・ピンセット 等は事前に用意しておくことをお勧めします。

POINT
  • 撮影時はアクセサリーを素手で触らず、手袋を装着する(皮脂の付着を防ぐため)
  • 糸屑やホコリが目立ちやすいのでこまめな拭き取りを行う

 

■自力でジュエリー撮影を行うメリット・デメリット

以上の物があれば簡易的なジュエリー撮影が可能です。もし写真を撮ることが趣味である方の場合は既に持っている機材もあるのではないでしょうか。

以前ジュエリーを自身で撮影する為に、とても高価なカメラを購入されたものの結局思ったような写真を撮ることができず弊社に撮影依頼をされた方がいらっしゃいました。
たしかに機材が高価であれば必ず良い撮影ができる訳ではありません。勿論良い機材にはそれなりのアドバンテージはありますが、それは機材を使いこなす技術と経験があっての話です。

カメラマンに撮影を依頼する場合、コストの部分を気にされる方も多いかと思います。たしかに「安い!」とは言えない場合もあるかもしれませんが、膨大なお金と時間を費やして自身で撮影するよりは、ジュエリーの取扱いに慣れており、それぞれの宝石に価値についての知識のある専門のカメラマンに依頼する方が結果的にベストであると考えます。

リファインカラーでは撮影依頼を頂いたお客様へジュエリー撮影に関するワンポイントアドバイスなども行っております。