プリンターのインクジェット用紙を使用する際、忘れてはいけないのがICCプロファイルの設定です。
これをきちんと設定していないと(え?!)っていう色合いで印刷されてしまいます。
特に写真プリントで使用するインクジェット紙はけして安いものではないので、失敗した時の悲壮感は相当なもの。。
今回は海外製のインクジェット用紙を使用する際、ちょうど先日「ハーネミューレー」の画用紙を使ってみたときのことをメモしておきます。
↑私が今回使用した紙は「William Turner ウイリアム ターナー」。
非常にテクスチャーがあり、ザラザラとした手触り。
ハイライトやシャドウの部分にこのテクスチャーがあるので、とても質感のある写真に仕上がります。
↑高いからいきなり選べない。。まずは何種類か試してお気に入りを見つけたい!という方には、上記のようなアソートパックがオススメです。
さて、では早速ICCプロファイルのダウンロード手順についてご紹介します。
ICCプロファイルのダウンロード手順
通常、紙のボックス裏にプリンターの推奨設定などが記載されているのですが、パッと見たところよく分からず。
とりあえずハーネミューレのサイトをチェックしてみました。
ICCプロファイルは本国ドイツのサイトからしかダウンロードできない仕様のようです。
一気にややハードルを高く感じてしまいますが、落ち着いて見ていけば意外と簡単です。
- サイドバーから、デジタル用インクジェット紙を選択。
- 使用しているプリンターのメーカー(EPSON、CANON等)を選択
そうすると、右にもう一つプルダウンの窓が出てきます。
ここには、プリンターの型番がずらりと表示されているわけなのですが、ここが意外とトリッキー。
カメラなど他の製品でもそういうことが多いですが、全く同じものでも海外では違う型番名で販売されていることがあります。ちょっとややこしいですね。
今回の場合、エプソンとキヤノンがそれに当たります。
自分のプリンターが海外でどんな型番になっているのかは、こちらのページから確認できますよ。
例でいうと、使用プリンターがEPSON(エプソン)の「SC-PX7VⅡ」だったとしたら、海外名は「SureColor SC-P400」となります。ぜんぜん違う名前ですね(笑)。
さて、型番を選択したらまた新しいプルダウン窓が出てきます。
ここで、自分がプリントしたいインクジェット用紙がどういったカテゴリなのかを選択。
カテゴリの選び方は、商品箱にシリーズとして記載があるので確認してみてください。
下記は筆者の個人的な主観に基づいた、シリーズをざっくりカテゴリ分けしたものです。
なんとなくの参考にして頂けたらと思います。
・Matt FineArt Smooth・・・(表面が滑らかな画用紙系)
・Glossy FineArt・・・(光沢~バライタ系))
・Matt FineArt Textured・・・(表面の凹凸が多い画用紙系)
・Hahnemuhle Photo・・・(半光沢~バライタ系)
・Canvas FineArt・・・(キャンバス紙)
ちなみに今回私が使用した用紙は「William Turner ウイリアム ターナー」なので「Matt FineArt Textured」を選択することになります。
全て選択し終わると上記のように複数のICCプロファイルが出てきます。
ここでようやく用紙の名前をクリック、ダウンロード完了となります。
お疲れ様でした!!
ダウンロードしたICCプロファイルは使用PCが指定しているフォルダへ入れればプリンター側にも反映されます。
さいごに確認!
ちなみに、プリンターの設定はICCプロファイルだけではありません。
プリンター側の用紙設定も忘れないようにしましょうね。
(筆者は眠い時に印刷していると、たまにうっかり設定ミスして泣くことがありますw)
紙を変えるだけで、写真の雰囲気はグッと変わります。
最近はいろいろな種類の紙が出回っており、ヨドバシカメラなどの量販店でも手軽に購入することができるので、この機会にいろいろな紙でのプリントに挑戦してみましょう。